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「トレイト境界」という訳語 #20

@747

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@747

Trait bound という用語に「トレイト境界」という訳語が宛てられていますが、(専門用語として確立しているのでなければ)あまり達意の訳とはいいがたい気がします。

私見で恐縮ですが、英語で "bound" といった時は、例えば敷地の境界線やベン図で集合を区切る線など、ある一定の広がりを持つものを想像しながら、それが属性として持つ「外縁」としてイメージされると思います。それに対して、日本語で「境界」という時は、「線」の意味が中心で、それが両側で何かと何かを分けているようなものというふうに想像されます。
(前者は「犯人」で後者は「犯罪者」に近いということもできます。「犯人を逮捕する」と「犯罪者を逮捕する」では想像する情景が違うと思います。)

単体で使われている時はそういうものなのかな、と思う程度ですが、他の概念との関連で「~に対するトレイト境界」とか「トレイト境界を含む~」などの場面で現れると、「トレイトを『分割』している?」とか「何かの『境界』をまたいでいる?」みたいに変な想像が働いてしまって、混乱を生みやすいと思います。

他の用語と紛らわしくならないのであれば、「境界」の代わりに例えば限界範囲などのほうがいい気がしますがいかがでしょうか。

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